新たに51品目を認定 「プレミア和歌山」
優れた県産品をブランド認定する「プレミア和歌山」の第5回推奨品51品目(39事業者)が決定。推奨品の中で最も優れた産品に与えられる「審査員特別賞」には、㈱いこいの村わかやま(すさみ町、坂本信也代表取締役)のイノブタ肉「イブの恵み」モモハムが選ばれた。県が平成20年度から進めている推奨制度で、認定商品は今回で365品目(204事業者)になった。認定期間は3年。
今回認定された本紙エリアの推奨品は次の通り(事業者名、住所、商品名の順)。
和歌山加太丸(和歌山市)和歌山加太丸一夜干しタイ▽中野BC㈱(海南市)紅南梅、山椒のうめ酒、梅の初恋▽㈱吉村秀雄商店(岩出市)紀州完熟南高梅・黒糖、幻のじゃばら酒・すっきりタイプ▽ホテルアバローム紀の国(和歌山市)紀州鞆渕黒豆パウンドケーキ、紀州茶粥シャーベット▽㈲美宝(和歌山市)有機竹茶▽紀州御殿てまり青木(同市)紀州御殿てまり▽古田真敏(紀美野町)冷蔵富有柿▽県鮎養殖漁業協同組合(和歌山市)紀州仕立て鮎。
25日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で内覧会が開かれ、関係者ら約120人が出席。会場には今回認定された商品がずらりと並んだ。
仁坂吉伸知事が「プレミア和歌山のイメージが定着し、全国的にも少しずつ認識されるようになってきた。売り上げを伸ばしていければ」とあいさつ。一柳良雄審査委員長が各分野ごとに認定商品を講評し、「グローバル化の時代。マーケットは世界に広がっている。ニーズを捉えマーケティングに力を入れていかなければならない」と述べ、坂本代表取締役に表彰状を手渡した。
「イブの恵み」モモハムは、あっさりとした肉質と甘くこくのある脂身のバランスの良さや、すさみ町特産のイノブタを使用していることなどが評価された。
坂本代表取締役は「(イノブタ肉を)広めようと思った矢先のこと。感激で胸がいっぱい。すさみ町の活性化につながれば」と喜びを語った。