和歌山の地酒堪能 グランヴィアで「春の酒祭り」
県内9つの蔵元の銘酒が一堂にそろう「春の酒祭り」が12日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。
毎年恒例の催しでファンも多く、ことしも日本酒愛好家ら約280人が訪れ、地元の酒に舌鼓を打った。和歌山の酒の味を広く知ってもらおうと同ホテルが主催、県酒造組合連合会が後援。
蔵元の社員らがブースに立ち、酒の特徴や味わいを説明。参加者たちはグラスにつがれた酒をじっくりと味わいながら、会話を弾ませていた。
また、日本酒に合う小鉢や木の芽やタケノコを使った季節料理約60品目が並び、マグロの解体ショーの他、紀の川市在住の演歌歌手・宮本静さんのライブもあり、会場は盛り上がった。
京都市から来た女性(27)は「日本酒が好きで毎年来ています。飲みやすいお酒が多い。全種類飲むつもり」と笑顔。同ホテル支配人の岩橋範明さん(56)は「普段、飲めないお酒など県内各地の地酒が味わえる機会。皆さんに楽しんでもらえるとうれしい」と話していた。