新年度スタート 各地で辞令交付、入社式
新年度がスタートした1日、 官公庁や多くの民間企業で新規採用職員への辞令交付や入社式が行われた。 真新しいスーツなどに身を包んだ新社会人たちは、 厳しい社会情勢の中、各組織や社会での活躍を誓った。
県庁は121人(うち女性42人)の新職員を採用し、 仁坂吉伸知事が全員に辞令を手渡した。
競技力向上推進課配属予定の赤木俊秀さん(23)が宣誓し、 仁坂知事は 「皆さんは県民の幸せを願って尽くす立派な仕事ができる権利を得た。 精いっぱい頑張ってほしい」 と訓示。 人事課配属予定の岡本莉紗さん(24)は 「不安はあるが、 県民に信頼される職員になれるよう頑張りたい」 と話した。
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㈱松源(桑原一良社長)=和歌山市田屋=では、 新入社員31人が新たな一歩を踏み出した。
本社で行われた入社式では、 桑原社長が 「お客さまのことを常に考えて接客の勉強や努力を積み重ねてください」 と激励。 セレモニーでは同市出身でプロバイオリニストのMister Sakamotoさんが登場し、 「情熱大陸」 のテーマや同社CMソングを生演奏して祝福した。 島根県出身の原井啓太郎さん(18)は 「思いやりを持った仕事や接客ができるように頑張ります」と話していた。
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㈱オークワ(神吉康成社長)=本社・同市中島=は、 3年ぶりに入社式。 女子卓球部の選手2人を含む25人が新社会人として出発した。
神吉社長は 「胸を張って業務に励み、 店長や幹部を目指してほしい」 と激励。 新入社員を代表して笠松祐介さん(22)が 「若者らしい発想力と失敗を恐れない行動力を発揮し、 地域社会に誠実に尽くす」 と決意を述べた。 25人は座学、 店舗実習後、 6月10日に各部署に配属される。