生石山で健康になろう 過疎集落再生に交付金

 地域資源を活用して地元の経済活性化や自立再生に取り組む過疎集落の事業を支援する、国の「過疎集落等自立再生緊急対策事業」の交付先に、紀美野町小川地区の「生石山で健康になろうプロジェクト」など県内の5件が決まった。

 仁坂吉伸知事が2日の定例記者会見で発表。同事業は県の提案を受けて国が創設し、予算額は15億円。全国から610件(うち県内16件)の申請があり、154件が採択された。県内5件の交付額は計7000万円。

 小川地区のプロジェクトの内容は、生石山の登山道整備、地元の材料を使ったみそやこんにゃく、薬草、茶などの加工品の開発、地場産品の販売施設の整備など。1000万円の交付を受け、住民団体「小川寄合会」が実施主体となる。

 県内の他の交付先は、高野町筒香、広川町津木、日高町比井崎、北山村北山の各地区となっている。