学校の本きれいに 書店が保護フィルムで加工
児童にきれいな状態の本を読んでもらおうと、 和歌山市広瀬中ノ丁の宮脇書店和歌山店 (西田聡社長) は、 学校の図書を保護フィルムで加工する作業を進めている。
これまで市内10校で実施。 保護フィルムで加工することで、 表紙のめくれや日焼けなどの劣化が防げる。 児童に 「きれいな状態で本とふれあい、 愛着をもって読んでもらいたいと」 と始めた。
13日には同市広瀬中の市立広瀬小学校 (西庵毅校長) に出向き、 新しく配備する本を教諭らと選考。 図鑑や児童書など約700冊の中から、 各学年の教諭らは授業で役立つ本や、 読書が苦手な児童でも読みやすい本などを相談し合って決めた。この日選ばれた本は保護フィルムで加工され、 児童が整理しやすいようにジャンル別に番号のシールを張って後日納められる。
西田社長は 「本に親しんで、 活字を読み取る力や表現力を身に付けて、 心豊かに育ってほしい」と話している。