スズキ会長がエール 鈴木サミット最終日
全国約200万人の鈴木姓発祥地とされる海南市での 「第7回全国鈴木サミット&フォーラム」 は最終日の22日、 海南保健福祉センターで自動車メーカー 「スズキ」 の鈴木修会長兼社長 (83) が講演し、 老朽化が進む本家の 「鈴木屋敷」 (藤白) 復元へエールを送った。
全国各地の鈴木さんら約700人が参加。 鈴木会長は 「スズキの世界進出」 と題して企業経営や海外戦略について自身の経験を交えて説明した。 大型車を好む米国ではなくアジアに目を向けた結果、 インドで1位のシェアを獲得。 進出の際、 トップセールスが成功の鍵になったと振り返った。
また、 同社が本社を置く静岡県浜松市に鈴木姓 (5万人以上) が多いことを紹介。 「海南市には120人ほどとか。 本家本元どうなってるの、 浜松を発祥の地にしたら?」 と冗談交じりに会場を大いに沸かせ、 「お互いしっかり頑張りましょう」 と訴えた。
22日のサミット&フォーラムは午前中に鈴木氏家の氏神をまつる藤白神社や鈴木屋敷を見学。 初日の21日と合わせて延べ約860人が集い交流を深めた。