ひき逃げ犯逮捕に貢献 和大生に感謝状 北署
目撃情報がひき逃げ事故の解決に結び付いたとして和歌山北署(溝端廣署長)は3日、和歌山市向の和歌山大学経済学部4回生、松野央弥さん(21)に感謝状を贈った。
松野さんは先月13日午前8時50分ごろ、大学に向かう途中、同市中の交差点で原付に乗り右折待ちをしていた際、直進していた普通乗用車運転の男(65)が、自転車に乗り道路を横断していた男子学生(21)と衝突する事故を起こしながら逃走する一部始終を目撃。車のナンバーを被害者の男子学生に伝え、軽傷を負った学生が110番通報。車のナンバーが決め手となり、この日のうちに運転手の身元が判明しスピード逮捕につながった。
贈呈式では溝端署長が「他にも目撃情報はあったが逮捕につながる一番有力な情報でした」と感謝。
松野さんは「軽いけがで学生の両親もほっとされた様子で、ひき逃げ犯も逮捕され喜んでいたので良かったです」と話していた。