まもなく新しい体育館完成 和商

 平成24年8月から建築工事が進められてきた、県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南、稲生淳校長)の体育館が今月末に完成する。旧体育館は昭和42年から約50年使用されてきたが、雨漏りするなど老朽化していた。

 新体育館は鉄筋コンクリート建てで、延べ床面積約2007平方㍍。

 県立の体育館としては初めてとなるLED照明が導入された他、ガラスが多用され館内は明るく、2階の多目的スペースの床には紀州材が使われている。また東側の外壁には同校のスクールカラーである、えんじ色で「WASHO」と大きくサインが入れられた。

 旧体育館のフロアはコンクリートにラバーが敷かれたもので床が硬い状態だったが、今回はフローリングが施された。

 林恒好事務長(53)は「長い間体育館が使用できずに、生徒たちに迷惑をかけた。新しい体育館で新しい和商の伝統を築いてほしいです」と話している。

 設計=㈱秀和設計(和歌山市園部、竿本秀雄代表取締役)、監理=㈱堀田設計(同市田中町、堀田和夫代表取締役)、建築=㈱淺川組(同市小松原通、栗生泰廣取締役社長)、電気設備=協栄電気㈱(同市東長町、村上茂代表取締役)、機械設備=㈲泰久設備工業(同市紀三井寺、岩崎泰郎代表取締役)