すっとこどっこい初V NW軟式野球 夏季市長杯
NW和歌山軟式野球連盟(瀧口治会長)の第41回夏季和歌山市長杯争奪大会決勝が28日、水場跡球場で行われ、「すっとこどっこい」が初優勝を飾った。「ろくでなし」との対戦は序盤から「すっとこどっこい」の打線が火を吹き18得点の猛攻で圧倒。守ってはエース廣畑が抜群のコントロールで、相手の反撃を1点に抑え、念願の優勝旗を手にした。MVPには、2回にわたる満塁の好機にいずれも2塁打を放つ勝負強さを発揮した「すっとこどっこい」の田谷恭平選手が輝いた。しんぽう写真館はこちらから
◇決勝
すっとこどっこい | 0 | 4 | 1 | 8 | 2 | 1 | 2 | 18 |
ろくでなし | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
7日の開幕以来、出場13チームがトーナメントで熱い戦いを繰り広げた大会の決勝は、勝てばどちらも初優勝というフレッシュ対決となった。先攻の「すっとこどっこい」は2回、1死満塁から、田谷が右中間を抜く2塁打、なおも2死満塁で藤並が左前適時打を放ち4点を先制した。
打線好調の「すっとこどっこい」は3回に1点を加え、4回には1死満塁から徳永が右中間を破る3塁打で3点、再び満塁とし田谷の右越え2塁打で2点を追加するなど、一気に8点を追加するビッグイニングで、リードを広げた。
「すっとこどっこい」の先発マウンドを任された廣畑は、低めを突く素晴らしい投球で、2回2死から3回2死まで4者連続三振を奪うなど、相手打線に隙を与えなかった。最終回2死2塁から、阪本に左中間に運ばれ1点を許したが、見事な完投で締めくくった。
MVPの田谷選手の他、優秀選手賞には廣畑博之選手(すっとこどっこい)、阪本和毅選手(ろくでなし)が選ばれた。「すっとこどっこい」は同野球連盟の代表として、12月に4団体が覇を競う和歌山シリーズに出場する。
「すっとこどっこい」の藤並監督は「3年前にチームを結成して以来、攻守にわたりきょうの決勝は完璧だった。次のシリーズも、もちろん優勝を目指す」と意欲を示した。優勝、準優勝ナインは次の皆さん。
《すっとこどっこい》監督兼選手=藤並聖己▽主将=廣畑博之▽選手=田谷恭平、山田智博、山本大斗、大江宏典、原貴規、徳永剛士、福嶋大輝
《ろくでなし》監督兼選手=林田拓人▽主将=曽我剛士▽選手=池田昌大、酒井敏宏、黒野賢也、大野智宏、道浦邦紀、尾山裕昭、阪本和毅、木村祐也