17日 夏目漱石と和歌山テーマにシンポジウム
恋愛や青春を描いた、夏目漱石の小説『三四郎』をめぐるシンポジウムが17日午後1時半から、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛8階で開かれる。
「和歌山漱石の会」が、漱石と和歌山をテーマに開くもの。
同会会員の広岡茂久さんが「『三四郎』の概要と背景」、会員の梶川哲司さんが「広田先生の謎」、同会主宰で、天満天神繁昌亭支配人の恩田雅和さんが「『三四郎』について」と題し報告する。
同会によれば『三四郎』は、直接的に和歌山とは関係はないが、作中で大きな存在感を示す「広田先生」の文明観は、漱石が1911年に和歌浦で行った和歌山講演「現代日本の開化」につながる内容になっているという。
作中の「広田先生のまなざし」に焦点を当て、参加者と意見交換する。
無料。事前申し込み不要。定員50人。問い合わせは梶川さん(℡0736・63・0977、または080・1490・9050)。