独創的な作品並ぶ いけばな小原流展
いけばな小原流「第21回近畿・中部地区青年部作品展」が17日、和歌山城・和歌山公園で始まった。18日まで。
財団法人小原流和歌山支部・青年部など主催。22支部ある近畿・中部地区青年部のうち、毎年各支部持ち回りで開催するもので、和歌山での開催は初。
約240人が54作品を出品。初日の公開制作では、小原宏貴家元(25)も大作を披露した。
二の丸広場、西の丸広場などを会場に、平面的なものから造形的なものまで、植物以外の花材も取り入れ、みずみずしい感性で表現された作品がずらり。
ぐるぐると巻いた鮮やかなカラーホースを竹に乗せたものや、卵の空パックで「花」の文字を形作り花札を配したものなど、空間に溶け込んだ独創性ある作品が並んでいる。
和歌山支部長の福永八千代さんは「一般的な生け花のイメージとは少し違った作品を楽しんでいただけるはず。制作者の思いを受け止めていただければ」と呼び掛けている。
18日は午前10時~午後3時。問い合わせは和歌山支部(℡073・452・7203)。