若者講師に学んでます 「ハイサイ企画」

 豊かに主体的に生きることなどを目的に、和歌山市内外で活動している団体「ハイサイ企画」(高橋正代代表)は月1回、若者を講師に招いて講演や講座など、さまざまなイベントを企画。人同士のつながりを広げている。

 平成21年に結成し、ことしで4年目。メンバーは20~70代の20人。団体名の「ハイサイ」は沖縄弁のあいさつだが、「〝ハイ〟レベルな〝サイ〟ノウ(才能)の持ち主」という意味を掛けているという。

 企画するイベントのテーマは「若者」から直接学ぶこと。毎回、講師に現役大学生や高校生を招いている。

 昨年9月には、高橋代表が駅で偶然出会った大阪市立大学法学部4回生の岸田望さん(21)と意気投合したことから、岸田さんを講師に法について学習。先月はメンバーの永山郁子さん(56)の知り合いで、百人一首に詳しい県立粉河高校3年生の中堀夢子さん(17)の講演を聞いた。

 講演の他にも、料理コンテスト、季節に合った催し、野外活動など企画は盛りだくさん。年に数回、文集「歩帆穂」(ほほほ)を発行し、メンバーが日々の思いをつづっている。メンバーの梶原知代子さん(65)は、毎月メンバー一人ひとりに季節の花などを描いた絵手紙を届けている。

 高橋代表(64)は「若い人から教わることは多い。私たちが考えてもいなかった現実が見え、衝撃的なこともある。また若い人たちの発表の場として活用してほしいですね」と話している。

 イベントは日曜日に開いており、誰でも参加、見学可。

 詳しい問い合わせは午後5時以降に高橋代表(℡090・6734・9748)まで。