ふじと台バス/9月から運行 イオンオープン控え
浅井建設㈱(本社=和歌山市北島、浅井瑛介会長)は9月1日から、開発を進める同市の新興住宅地「ふじと台」で、和歌山大学前駅を起点とするコミュニティーバス「ふじと台バス」の運行を始める。ふじと台には現在約1600世帯が暮らしており、来春には大型商業施設「イオンモール」がオープン予定。今後予想される交通混雑の緩和や、通勤・買い物などの利便性向上を図る。
20日、バスのお披露目会が開かれ、浅井会長は「明るく、住んで良かったと思える街を目指している。住民の人に気軽にバスを利用してもらい、地域に根ざした運行ができれば」とあいさつした。
バスは12人乗りのワンボックスタイプで、和歌山大学を回る「南コース」(2・8㌔、所要時間9分)と藤戸台小学校を回る「東コース」(3・8㌔、同11分)の2系統。午前6時50分の始発から午後6時45分の終発までそれぞれ一日18本運行。安全な場所であれば、バス停以外でのフリー乗車もできる。
同社が運行経費を全面的に支援するが、利用者にも経費の一部を自助してもらおうと、「ふじと台バスクラブ」を設置。入会すると会員券が発行され、ふじと台バスが乗り放題▽家族全員が乗車可▽一部の区間に限り、定期路線(和歌山バス)も乗車可――となる。月額1000円(3カ月・6カ月券)。会員でない人も1回につき100円で乗車できる。
運行は和歌山バス㈱(本社=同市和歌浦西、井上慎治社長)に委託している。問い合わせはF・S・S(ふじと台セキュリティーサポート)事務所(℡073・499・8180)。