和歌山市のメガソーラー誘致計画、業者内定
和歌山市が深山の関西国際空港土砂採取事業跡地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を誘致する計画で、市は26日、大和リース㈱(大阪市中央区)を代表とする3社の連合体を受託候補者に決めたと発表した。
誘致計画は7月に大橋建一市長が発表し、8月から公募を開始。35・8㌶の土地で出力規模20メガ㍗の発電を行う。
市企画課によると、プロポーザル方式の公募に県内企業を含む19者が応募し、大和リースと大和ハウス工業㈱(大阪市北区)、㈱ダイワサービス(同市西区)の3社の連合体が受託候補者に決まった。事業者の能力、建設や維持管理などで地元企業を優先すること、見学スペースを設置するなどの環境学習への取り組みなどで最も高い評価を受けた。
土地の賃料は公表していないが、1平方㍍当たり年間135円以上との市の提示は上回った。
市は10月中旬に事業協定を締結し、平成26年度の着工、27年度の売電開始を目指すとしている。