海南惜敗、強敵・履正社追いつめる 近畿高校野球
平成25年度秋季近畿地区高校野球大会は19日、奈良県の佐藤薬品スタジアムで1回戦3試合があり、第3試合で海南(和歌山2位)が履正社(大阪1位)に1―2で惜敗。大阪王者をあと一歩のところまで追いつめた。大会2日目の20日に予定されていた3試合は雨天のため21日に延期となった。智弁(和歌山1位)は同日、第3試合で市川(兵庫3位)と対戦する。
海南
1000000001
00001001×2
履正社
〔海〕岡本―矢須〔履〕溝田―八田▽2塁打=西村(履)
海南の先発はエースの岡本。勢いのある直球とスライダー、チェンジアップの変化球を安定したコントロールで操り、全国クラスの強力打線を8回6安打2失点に抑える好投。毎回走者を背負ったが、強気の投球で何度も要所を抑えた。しかし最終回にこの試合初めてとなる長打に犠打を絡めて1死3塁とされると、スクイズで勝ち越しを許した。
攻撃は初回、単打と四球で2死1、2塁の好機を演出し、敵失の間に先制した。打線は履正社の先発溝田に7安打を浴びせたが、犠打でミスが目立ち、うまく走者を進めることができず、得点圏ではあと一本が遠かった。
森本監督は「負けはしたが、すごく手応えを感じている。攻撃面で相手より非力な部分があるが、選手はよくやってくれた。岡本の投球内容はこの大会中で一番よかった」とたたえた。