紀の川市議選 4人超で舌戦スタート
紀の川市議選は定数22に26人(現職17、新人9)が立候補し、17日の投開票まで7日間の舌戦がスタートした。今回からの定数2減に加え、馬力のある新人の登場で現職陣営は気を引き締め、新人は浮動票の掘り起こしに奔走している。9日現在の有権者数は5万4909人(男25641人、女29268人)。
党派別の内訳は、共産が現職2、新人1▽公明が現職1、新人2▽無所属が現職14、新人6――。
市選挙管理委員会は10日午前8時半から市役所で立候補を受け付け、各陣営関係者は届け出順が決まると、のぼりなど選挙の「七つ道具」を受け取り、出陣前の選挙事務所に急ぎ足で戻った。
貴志川町の無所属現職候補の出陣式には、近隣住民や関係者ら150人以上(陣営発表)が詰め掛けた。候補者は「市の今後の現状は厳しく、本当の現実を知った中で、皆さんと一緒に4年間を歩んでいきたい。皆さんの協力があって初めて戦えます。ご支援、ご声援をお願いします」と述べた。その後、「ガンバローコール」で士気を高めると、候補者は支持者の声援を背に街宣車へ乗り込み出発した。
市議選は市長選が無投票だったことに加え、有権者の関心は高まっておらず、前回の投票率を下回るとみられている。
期日前投票所は西大井の市役所本庁1階ロビー、粉河の粉河体育館玄関ロビー、名手市場の那賀保健福祉センター1階ロビー、桃山町元の市IT親子ホール3階、貴志川町上野山の中貴志コミュニティセンター1階研修室の5カ所。いずれの会場も午前8時半から午後8時まで受け付ける。