日赤・大津さんら被災地救援へ 台風30号
8日にことし最大勢力の台風30号が直撃し、甚大な被害が出ているフィリピンの被災者を支援するため、日本赤十字社は緊急救援チームを13日から来月下旬まで派遣。メンバーは日赤和歌山医療センター(和歌山市小松原通)感染症内科部長、大津聡子さん(43)をリーダーとする5人で、大津さんは12日、同センターを出発した。
大津さんは「早く現地に行き、被災者の正確なニーズを調査し、迅速に必要な支援が入るようにしたい」と話した。
大津さんによると、現地は通信網がなく交通が困難な状況ということ以外、詳しい情報はない。チームは現地に着いてから数日間は主に衛生・医療面のニーズを明確にするために情報収集に当たる。
同センターの百井亨院長は「大津医師は経験豊富ですが、まだ現地の状況が分からない。気を付けて行ってきてほしい」と述べ、大津さんを見送った。