5年ぶり和歌山県独自に 小中学校等で学力テスト

 県教委は10日、県内の公立小中学校と特別支援学校の児童生徒を対象とした、5年ぶりとなる県独自の学力テスト「平成25年度県学習到達度調査」を行った。

 結果は来年2月上旬に、各市町村教委、学校、児童生徒に通知され、それぞれ児童生徒の学習状況を把握。教員は指導方法の改善、児童生徒は復習などの対策をし、学年が上がるまでの期間に、その学年での学習内容を確実に習得するのが目的。

 調査は学習の基本となる国語と算数(数学)で行い、4月~11月末の学習内容から出題。基本的な知識と応用力を問う問題で構成している。

 この日は対象となる小学校、特別支援学校小学部の4~6年生約2万6100人(256校)と、中学校、特別支援学校中学部の1、2年生約1万7500人(134校)が受験した。

 県教委は平成15年度から独自の「県学力診断テスト」を実施していたが、同19年度から文科省の全国学力テストが始まったこともあり、同20年度に終了していた。