都道府県対抗駅伝/和歌山県代表が壮行会

 天皇盃男子第19回・皇后盃女子第32回全国都道府県対抗駅伝競走大会の県代表選手結団壮行会が4日、紀三井寺公園陸上競技場で行われ、和歌山陸上競技協会の大桑※育嗣会長が、来年の紀の国わかやま国体のステップとなる好成績に期待を込めた。12日に女子が京都、19日には男子が広島でそれぞれの大会に臨むが、試走や合宿など年末年始を返上して練習を重ねてきた選手たちも瞳を輝かせ、前回(男子37、女子32位)を上回る30位以内を目標に健闘を誓った。(※つちへんに育) しんぽう写真館はこちらから
 
 1週間後に大会を控えた女子は、年末に宮崎県での県外合宿を実施。社会人がいない分、3人の大学生を中心にしたヤングチームの絆づくりと技術面での強化が図られた。年末に試走を終えた男子は、中高生による県内合宿が3日から5日まで行われ、本レースに向けての最終調整に努めた。

 壮行会には県スポーツ課の藤村利行課長らも駆け付け、選手団を前に、大桑会長は年末の全国高校駅伝での県代表の苦戦を振り返りながらも、東京国体成年男子八百㍍での岡昇平選手の優勝や男子代表メンバーでもある漬滝選手、松尾選手の新記録達成など明るい話題を交え「最高の体調で大会を迎え、昨年を上回る順位、県最高記録の更新を目指し好成績を願う」と激励した。

 選手団を代表して女子の菊地里江主将(松山大)が、代表に選ばれた感謝を込め「県民の皆さんに元気と勇気を与えられるような走りで、期待に応えたい」と爽やかに決意を述べた。

 大会は女子が12日午後0時半から、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場を発着点とする9区間42・195㌔で開催。県代表は菊地主将をはじめ昨年の関西学生対校女子駅伝の4区で区間賞を獲得した京都産業大の古久保選手、同区間2位と成長著しい関西大の岡﨑選手と、3人の大学生がチームをけん引し激戦に挑む。

 男子は19日午後零時半にスタート。広島市の平和記念公園前を発着点に廿日市市のJR前空駅東を折り返す7区間48・0㌔でタスキをつなぐ。

県代表の主将を務める石田選手と中村選手の愛知製鋼㈱勢と、2日の箱根大学駅伝で中央学院大の1区を任された漬滝選手に、中高校生を加えたメンバーで構成。社会人と大学生の安定した走りに若いパワーを加え目標達成を目指す。