和歌山県民はエビ好き!? 消費量が日本一
エビの1世帯当たり年間消費量は、和歌山が日本一って知ってた!?――。県内の食文化を知ってもらいたいと和歌山市深山の宿泊施設「休暇村紀州加太」(義本英也総支配人)が、「和歌山は○○が日本一」に合わせた料理メニューを考案し、話題を集めている。
総務省の「家計調査」を参考にしたもの。県の1世帯当たりのエビ年間消費量は平成22~24年の3年間の平均で、3116㌘(全国1940㌘)と全国1位。消費額は5198円(全国3286円)だった。
この結果から、同施設は、「AB(エビ)47(都道府県)!? エビ三昧」と題し、企画を展開。県名産の足赤エビなど10種類のエビづくしコース(食事代8400円、7月中旬まで)を完成させた。
また、反対に「チーズ」と「ケーキ」の県内の1世帯当たりの消費量が全国最下位だったことから、消費に一役買おうと「チーズムース・ケーキ」をコースに組み込んだ。
企画は、今回が第2弾。第1弾では、1世帯当たりの牛肉消費量が同じく全国1位の結果を受け、和牛づくしコース「和牛十兵衛」(食事代1万3650円、2月末まで)を昨年夏から販売し、人気を博した。
営業課の佐藤崇志課長(35)は「エビも牛肉も1世帯当たりの消費量が全国1位の本県。『和歌山はリッチなんだ』ということを県内外の人に知ってもらい、もっとまちを好きになってもらえる一つにしたい」と話している。