1万人で盛大に 国内観光活性化フォーラム

 国内外の旅行業関係者が集い、観光産業の活性化について考える「第10回国内観光活性化フォーラムin和歌山」(全国旅行業協会主催)が11日、和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで開かれた。平成15年から毎年、全国各地で開いているもので、10回記念の今回は同時開催の「地旅博覧会」と合わせて1万人規模の盛大なフォーラムとなった。

 衆院議員で同協会の二階俊博会長は開会のあいさつで、「きょうは1万人を優に超える人が来場した。中国の大連や韓国のアシアナ航空社長も来てくれている」と謝辞を述べ、「日中韓の国際間の国難を乗り越えるために観光を通した交流が大切」と語った。また観光産業を「平和だからこそ成り立つ平和産業」とその意義を語った。

 続いて仁坂吉伸知事、大橋建一市長、久保成人官公庁長官があいさつした。

 フォーラムでは、芥川賞作家の辻原登さんの記念講演や、ゲストらによる「観光振興と未来の創造」と題したパネルディスカッションが行われた。