タケノコ、イノシシ肉で、ご当地バーガー開発中

 和歌山市山東地区にB級グルメを!――。同地区の活性化を促進する市民団体「山東まちづくり会」(湯川正純会長)は、地元のタケノコやイノシシ肉を使ったご当地バーガーの開発を進めている。四季の郷公園で開かれる「四季の郷クラフトフェア」(4月12、13日)での販売を目指しており、11日には河南コミュニティセンターで1回目の試作会が開かれた。

 開発は管理栄養士の北紀子さん(41)と、若い世代からの意見をもらおうと和歌山大学の学生の協力を得て実施。ハンバーガーのパンは会員の瀬藤嘉史さん(54)が営むパン屋「ベイカーズ」が提供し、上のパンには同会マスコット「たけのこまん」の焼き印が押されている。

 試作会ではスライスしたタケノコと、みそやぽん酢で味付けしたり、照り焼きにしたイノシシ肉を合わせるなど、さまざまな調理法を試した。同大学観光学部2回生の中村ちひろさん(20)は「イノシシ肉の食べ応えやタケノコの食感は男性に評判がよさそう。女性にはヘルシーさが売りにつながるのでは」と分析した。

 実際の販売では地元のブルーベリーやミカンを使用したドリンクとセットにして500円で売り出す予定。湯川会長(47)は「山東地区のB級グルメを作ってタケノコの消費が上がれば。ゆくゆくは周辺の店と連携して販売したい」と展望を話した。