海南でセンバツ旗授与式 全力プレー誓う

 第86回選抜高校野球大会に出場する海南のセンバツ旗授与式が18日、海南市の同校体育館で行われた。

 生徒と教職員ら合わせて約450人が見守る中、ユニホーム姿の野球部員が入場。主催する毎日新聞の新土居仁昌和歌山支局長から高垣正儀校長、高垣校長から矢須健介主将(2年)にセンバツ旗が手渡された。

 新土居支局長が社長メッセージを代読し、県高野連の稲生淳会長が「自信を持って試合に臨んでほしい。海南旋風を巻き起こしてくれることを期待しています」と激励。高垣校長が「21世紀枠は学校の伝統や歴史、地域との関わりが評価されたもの。みんなで応援に行って喜びを分かち合いたい」と謝辞を述べた。

 野球部の滝本和昭部長が「伝統に恥じないよう精いっぱい戦いたい」と抱負を語り、矢須主将が「甲子園では、まず1勝。感謝の気持ちを忘れず全力でプレーしたい」と力強く宣誓。全員で校歌を斉唱し、センバツ旗を手にした矢須主将を先頭に、大きな拍手の中、野球部員が退場した。