プレーオフ進出決めた! トライアンズ結成1年で快挙
男子プロバスケットボールリーグNBL、WEST2位の「和歌山トライアンズ」は22日、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山でEASTの「千葉ジェッツ」に勝利し、各カンファレンスの上位3チームが出場できるプレーオフへの切符を手にした。結成1年目で19試合を残しての出場権獲得は快挙。続く23日も快勝し、千葉に今シーズン4戦全勝を果たした。
〔22日〕
和歌山75(14―16、15―14、20―6、26―24)60千葉
22日、前半は木下博之が自ら得点を重ねながらチームを牽引するも均衡した状態が続き1点ビハインドで終えた。
第3クオーター(Q)は、相手を6得点に抑える堅い守りを見せ、ブロックショットやスティール、リバウンドから得点を重ね、一気にリードを広げた。
勝利目前と思われた4Q、相手のディフェンスをうまく崩せず一時は6点差まで詰め寄られたが、最後は永山、木下博之がファールで得たフリースローをきっちり決め、15点差で勝利。プレーオフ進出の喜びを会場の地元ファンと分かち合った。
〔23日〕
和歌山72(24―17、11―19、22―13、15―15)64千葉
23日、1Qにリカートやパーカーの得点で広げたリードを2Qで詰められ、1点ビハインドで前半を終えた。
3Qは、木下博之、リカート、内海のシュートがさえ、再びリードを奪った。
4Q、リードを維持しつつ、時間を使って攻撃。終盤には木下博之がファールを受けながらレイアップシュートを決め、終了間際には青野が豪快なオフェンスリバウンドで会場を沸かせ、2連勝を勝ち取った。
ジェリコ・パブリセビッチHCは「この時期にプレーオフ出場権を獲得できたことは素晴らしいこと。残りのレギュラーシーズンもファンのために毎回いいパフォーマンスを見せていく」、永山誠主将は「ホームでファンの前で決めることができてうれしい。まだトップ通過も狙える。上を目指して全力で戦うので、ファンの皆さんも気を抜かずに応援してください」と喜びのコメントを残した。
レギュラーシーズンは4月まで続き、トライアンズは残すところ18試合。プレーオフは各カンファレンスの2位と3位が対戦し、勝者と1位チームが優勝を懸けて争う。カンファレンス優勝チーム同士がリーグ優勝を懸けてファイナルを戦う。