オープン目前「イオンモール和歌山」内部公開
16日午前9時のオープンを間近に控え、和歌山市中の大型商業施設「イオンモール和歌山」の内部が13日、報道関係者に公開された。建物は3階建てで屋上店舗を合わせた4層構造。明るい印象にデザインされた店内には、多種多様な約210の専門店がひしめき合う。食品やファッション、暮らしの品を総合的に販売する核店舗「イオン和歌山店」も充実のラインナップで販売拡大を狙う。
敷地面積は15万5000平方㍍(甲子園球場4個分)。延べ床面積も12万8000平方㍍と広大だ。内覧会には報道27社67人が集まり、専門店やイオン和歌山店の他、県内最大級のフードコートや、10スクリーン約1800席のイオンシネマなども公開された。
報道陣を案内した関係者が特長として強調したのが、心地よく利用してもらえるようにとデザインされたトイレ。壁のガラスケースには、心を和ませるアンティーク調カメラや飛行機、古書などの模型が収められている。小さな便器が設置された子ども専用トイレも完備と細部にまで工夫が行き届いている。女性用トイレは化粧直しスペースなども充実している。キッズゾーンでは、子どもがくぐり抜けて遊べる「キリントンネル」が店舗の仕切りになっているなど、遊び心満載だ。
また防災面では、吹き抜け部分などで、落下防止のため屋根天井板の未設置や一部に耐震天井が採用された。災害発生時の断水、停電状態の際に飲料用水を確保できるように、受水槽(220立方㍍)も設置された。
県内企業も出店
県内からもアパレル、クリーニング、飲食、雑貨などのテナント25店が出店。農産物直売所「産直市場よってって」(1階)では、「生産者の顔が見える直売所」をコンセプトに、安心安全で新鮮な農産物を販売。靴販売「オカヘイプリオール」(2階)では、主力商品の「オニツカタイガー」(アシックス)や、各種トレンド商品を取りそろえて県内外の消費者に強力にアピールする。