和歌山県立医大で卒業式 198人巣立つ

 県立医科大学(和歌山市紀三井寺、板倉徹学長)は18日、各学部、大学院の卒業式・修了式を行い、198人が医療人として新たな出発の日を迎えた。

 板倉学長は式辞で、富や名声を望まず、地域医療に生きた医聖・華岡青洲の漢詩を紹介し、「この和歌山の地で病に倒れ困っている方々の助けとなるよう、その人生をささげてください」とはなむけの言葉を贈った。

 卒業生を代表し、保健看護学部の境由貴さん(22)は答辞で「人を慈しみ、生命を愛し、人々の健康と幸せを支援していけるよう、たゆまず努力していきたい」と述べた。

 式典には、多くの来賓や家族が出席し、卒業生らの晴れの日を祝福した。

 卒業生・修了生の内訳は、医学部80人、保健看護学部81人、助産学専攻科9人、大学院医学研究科修士課程8人、同博士課程7人、大学院保健看護学研究科修士課程13人。

 表彰を受けた卒業生は次の皆さん。

 〈知事表彰〉寺田翔(医学部)▽更屋佑衣(保健看護学部)〈学長表彰〉寺田幸誠(医学部)▽岩﨑麻莉(保健看護学部)