和大絶好調 5日~近畿学生野球Ⅰ部春季リーグ

 近畿学生野球連盟Ⅰ部春季リーグが5日、大阪・舞洲ベースボールスタジアムで開幕。4シーズン目に挑む和歌山大にOBや地元の期待も大きい。Ⅱ部やⅢ部での厳しい時期を乗り越え大原監督の下、平成24年秋季リーグから復帰して以来、連続5位に甘んじているものの、攻守にわたるナインの仕上がりは絶好調。甲子園を沸かせた1年生の新戦力も加わり、9季連続優勝を続ける奈良学園大(奈良産業大から校名変更)打倒を目指し、闘志みなぎる新たなシーズンが始まる。

 近畿学生野球リーグはⅠ部からⅢ部まで合わせて19校が加盟。6校によるⅠ部で、これまで3シーズンは、全て5位だった和歌山大だが、敗れた上位校との接戦は、着実な実力アップにつながってきた。Ⅱ部での経験を持つのは4年生だけとなったが、牽引役を務める先輩たちのアドバイスが後輩たちを刺激。今シーズンにかけるナインの志気も一段と高まっている。

 戦力的には、昨シーズン3勝の門口をはじめ仲川、久田の先発陣に新居、山口の4年生が中継ぎ、抑えで加わり、タイプの違う豊富な投手力は注目。打線でも城野、川口、竹内、西岡と長打を秘めた中軸が安定。得点力アップが楽しみ。

 新戦力では、昨年のセンバツ準優勝の原動力となった済美の主将太田や中国地方チャンピオン・高川学園から宮本、眞鍋、上田が加わり、レギュラー争いもよりし烈。

 3月には、10日間にわたり沖縄キャンプを実施。午前8時から午後10時まで、野球漬けの猛練習は、琉球国際大など地元校とのオープン戦を3戦全勝で締めくくり、シーズン本番での飛躍を誓った。

 開幕を前に、西岡主将は「この冬は、走り込みもウエートトレーニングも、これまでで一番行った。1年生が早くから練習に加わったことで、チームとしても、まとまったスタイルでシーズンを迎えられるのは、戦力的にも充実している。沖縄での成果を、リーグで必ず発揮する」と力強く語った。

 春季リーグ
 【4月】《第1節》5日=午後零時半~和歌山大―神戸大◇7日=午前9時半~和歌山大―神戸大《第2節》12日=午後3時~和歌山大―奈良学大◇13日=正午~和歌山大―奈良学大《第3節》17日=午前9時半~和歌山大―大阪市大◇18日=午後3時~和歌山大―大阪市大《第4節》24日=正午~和歌山大―大阪教育大◇25日=午前9時半~和歌山大―大阪教育大
 【5月】《第5節》
3日正午~和歌山大―大阪大◇4日午後3時~和歌山大―大阪大
 ※第1節~第4節=舞洲ベースボールスタジアム※第5節=ほっともっとフィールド神戸