障害者の雇用拡大へ 一麦会が紀の川市に新事業所
障害者の雇用拡大などを目的に、社会福祉法人一麦会(田中秀樹理事長)は8日、新事業所として「ソーシャルファームもぎたて」(紀の川市平野)を開所した。ジャムやピールの農産加工や喫茶などを展開する。
これまでは、同法人の「けいじん舎」の出張所として農産加工所などの運営をしてきたが、雇用拡大や社会的認知度の向上を目的に新事業所として独立。以前は5人だった従業員数を12人に拡大した。
事業内容は農産加工の他、農業や援農、紀ノ川農協業務委託としてコンテナ洗浄や選果作業などを行う。設備規模は約200平方㍍の作業室(4室)、多目的室、相談室、便所となっている。
同日行われた開所式には約100人が出席した。田中理事長は「これからも農業者、関係者の皆さまと関係を深めながら、少しでも地域の役に立てるよう努力していきたい」とあいさつ。その後経過報告や施設見学、祝賀会が行われた。