田舎暮らし現地体験会 初回の紀美野は大人気

 県は17日から10月18・19日まで全8回にわたり、県内7市町で県内への移住を考えている人を対象にした「わかやま田舎暮らし現地体験会」を新しく開く。初回の紀美野町は12日現在で定員いっぱいの人気ぶり。過疎化が進む地域の人口対策や活性化に期待が高まっている。

 これまで実施していた年1回のツアーを拡充。「行ってみないと始まらない!体験しないとわからない」をキャッチフレーズに、紀美野で2回、高野、日高川、湯浅、田辺、古座川、那智勝浦の各市町で1回ずつ実施する。

 初回の行程は、生活体験施設「木市(ぎいち)」周辺で山菜採り体験、炊き込みご飯、山菜の天ぷら、ピザ作り、先輩移住者(緑花木苗木生産)の畑見学、フランス料理店でカフェタイム(先輩移住者の話を聞く)。体験会を通し、人気移住地となっている町の魅力を肌で感じてもらう。

 紀美野町への移住者は平成18年度から25年度までで39世帯81人。県内トップクラスの人気で、初回も大阪を中心に近畿地方と東京、愛知の22人が申し込んでおり、移住に対する関心の高まりや人気ぶりを示している。

 初回以降の開催スケジュールは6月7日に高野町、21日に日高川町、7月20日に紀美野町、27日に湯浅町、8月30日に田辺市、9月6・7日に古座川町、10月18・19日に那智勝浦町。

 現在、高野町と日高川町での参加者を募集しており、申し込みや問い合わせはNPO法人和歌山IT教育機構(℡0739・26・4111)まで。