多彩なラン150点 マリーナで展示

 世界各国のさまざまな種類のランが一堂に集まる「第7回和歌山マリーナらんフェスタ」(同実行委主催)が、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ内・わかやま館で開かれ、色とりどりの花々と甘い香りが、訪れた人たちを楽しませている。25日まで。

 和歌山を中心に全国の洋ラン愛好家が丹精込めて育てたカトレア、デンドロビウムなど約150点を出品。蝶のような花をつける「バタフライオーキッド」や、特別展示となる花茎がコブラに似ているアフリカ原産の「コブラオーキッド」といった珍しいランも並んでいる。

 同市の中尾真弓さん(60)と御前喜代子さん(48)は「昨年育て方を教えてもらい、ことし初めて花が咲いた。見てるだけで楽しい」とメモを片手に会場を回っていた。

 実行委員長の和中雅人さん(50)は「育てるのが難しいといったイメージがあるが、最近は簡単に育てられる。香り、形などさまざまな品種がある。来場いただき、お気に入りを見付けてもらえれば」と話していた。

 また、展示品の中から優秀な作品を選出。県知事賞に角田匡通さん(和歌山市)、同市長賞に中島誠さん(三重県桑名市)、和歌山市議会議長賞に得津龍生さん(同市)が輝いた。