打ち上げ成功 和大ら開発の人工衛星

 鹿児島県のJAXA種子島宇宙センターで24日正午すぎ、H―ⅡAロケットの打ち上げが成功し、和歌山大学などが開発した小型人工衛星「UNIFORM―1」が宇宙に向けて飛び立った。

 この日は、イオンモール和歌山=和歌山市中=とイタリア料理店「トラットリアバールMILANO2」=同市板屋町=でバブリックビューイングが行われ、大勢が打ち上げを見守った。トラットリアバール会場では、約20人が集合。同大観光学部の尾久土正己教授の解説を聞きながら、打ち上げの瞬間を見守った。同大の人工衛星は、打ち上げから約30分後に宇宙に放出された。今後、人工衛星は、上空から地上の火災などを観測する研究などに活用される。

 打ち上げを見守った市立貴志南小学校6年生の浦尋風君(11)は「打ち上がる瞬間が迫力があってすごかった。宇宙にも行ってみたい」と胸を弾ませていた。