堀井さん、新古さん表彰 県経営者協会
県経営者協会は27日、和歌山市内のホテルで定時総会を開き、新会長に竹田純久氏(セイカ社長)を選任した。表彰も行い、独創的で市場性のある新ビジネスを展開する企業や経営者をたたえる「アントレプレナー大賞」に大黒(同市手平)の堀井孝一社長、地域経済の発展に向けて頑張る先進的な女性経営者をたたえる「キラリ!輝く女性ビジネス大賞」にスターフードジャパン(同市田中町)の新古祐子代表取締役が選ばれた。
堀井社長は、県外進出を軸とした積極経営を展開し、医療機器販売にとどまらず、病院における物流を一元管理できるシステムの構築、介護福祉用具のレンタルなど経営の多角化を推し進め県内有数の企業グループに成長させたことなど、常に改革改善を目指す姿勢に、今後県内産業界のリーダーとしての活躍が期待されると評価された。
新古代表取締役は「1級フードアナリスト」の資格を県内で初めて取得し、会社を設立。商品の事業化の検証から販売促進のための提案までトータルサポートを行うスタイルを確立し、地域プロデューサーとして成長。商品を販売するだけでなく、教育機関で食育の指導にも力を入れていることなどが評価された。
定時総会には会員約100人が出席した。役員の任期満了に伴う改選では、28日付で新会長に竹田氏が就任し、2期4年間にわたり会長を務めた細江美則氏(太洋工業社長)は顧問となる。
細江氏は任期中の社会情勢や同協会の活動に触れ、「適宜、協会の立場として意見、発信を行ってきた。会員のご支援で今日を迎えられ深く感謝しています」と感謝の意を述べた。
竹田新会長は「人事労務に関わる諸問題の解決と、企業経営者の育成は協会の最大の使命。研さんを積んで経営者協会の名を辱めることなく頑張っていく。皆さまのご支援、協力をお願いします」とあいさつした。任期は2年間。
その他の役員は次の皆さん。
〈再任〉顧問=田二郎(南海電気鉄道顧問)、中野幸生(中野BC社長)▽副会長=松岡靖之(紀陽銀行専務取締役)、垣博明(和歌山染工会長)、雜賀慶二(東洋ライス社長)、伊藤洋(新日鐵住金和歌山製鐵所総務部長)、島正博(島精機製作所社長)、香山正人(きのくに信用金庫理事長)、福田順太郎(南海電気鉄道和歌山支社長)〈新任〉副会長=堀井孝一(大黒社長)