5陣営の戦い濃厚か 和歌山市議補選

 8月3日告示、10日投開票の和歌山市議会議員補欠選挙(欠員2)は現在、5陣営の戦いが濃厚になっている。各陣営は、後援会事務所などを設置し、臨戦態勢に。ミニ集会や辻立ちなどで地元の地盤固めに奔(ほん)走している。各立候補予定者を紹介する。

 現在、出馬を予定しているのは、いずれも新人の小松孝雄(60)=園部、自民推薦=▽中谷謙二(43)=六十谷、同=▽中村朝人(35)=舟津町、共産=▽村上明壽(58)=今福、自民推薦=(五十音順)の4氏に加えて、河北地区の政治経済研究グループ「和歌山北政経塾」(志賀弘明代表)が候補者擁立を目指している。

 小松氏は、元市福祉局長。高齢者や障害者にやさしいまちづくりなどを掲げている。

 中谷氏は自民党の木国政経塾1期生。子どもたちの道徳心や自立心を育む教育などを訴える。

 中村氏は共産党市青年部長として活動。国民健康保険料の引き下げなどを目標にしている。

 村上氏は、県理容政治連盟幹事長などを務め、南部に防災設備付きの市民公共施設設置を目指す。

 和歌山北政経塾は、政党の枠を超え幅広く活動。「必ず候補者を擁立する」(関係者)と意気込む。