和東2回戦もコールド 高校野球

 第96回全国高校野球選手権和歌山大会は大会6日目の16日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があり、第2試合で和歌山東が笠田を7回コールドの12―2、第3試合で和歌山商が有田中央を4―0でそれぞれ下し、3回戦へ駒を進めた。

 (大会6日目第2試合)

和歌山東 1 5 0 0 0 1 5 12
笠田 0 0 0 0 0 0 2 0 2

(7回コールド)
 〔和〕出島、春木、津森―山本〔笠〕東、山本、西林―永井▽3塁打=山本(笠)▽2塁打=山本、江川(和)車田(笠)

 初回に1点を先制した和歌山東は続く2回表、2死2塁の好機に、江川が2塁打を放ち追加点。さらに山本の右翼線2塁打などで加点した。7回には4四死球に3本の単打を絡めて一挙に5点を奪い、試合を決めた。投げては3投手が継投。リードを守り抜き、1回戦に続くコールド勝ちを収めた。

 米原監督は「投手陣は落ち着いて投げられている。平常心で自分たちの野球をやりたい」と3回戦の箕島戦へ意気込んだ。

 (大会6日目第3試合)

有田中央 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山商 1 0 0 0 0 3 0 0 X 4

 〔有〕小林―古川、岡遼〔和〕名河内、吉中―山口、金子▽2塁打=大浦(和)

 和歌山商は初回、2塁打と犠打で1死3塁と攻め、大谷がスクイズを決めて先制。6回には連打と野選で無死満塁とし、4番大谷のスクイズで手堅く加点した。続く西林が左前に運び、リードを広げた。投げては名河内が8回を3安打に抑える好投。2番手の吉中も最終回をきっちり抑えた。

 田中監督は「120点満点の試合。次の試合も守備からリズムをつくり、小刻みに得点を重ねたい」と話した。