服のままプカプカ 着衣水泳の講習会

 水難事故に備え、和歌山市立雑賀小学校(同市西浜、森田啓子校長)の6年生約120人は17日、同校プールで、服を着たまま水に浮く講習を受けた。

 水難学会の4人が指導。水面に顔を出したまま長時間浮いていられる「背浮き」を練習した。最初はうまくいかなかった児童も徐々に上達。講習の最後にはほとんどの児童が5分以上浮いていられるようになった。

 指導員は「水難事故で一番アカンことは、おぼれた人を助けに自分も水に入ること。すぐに119番して、ペットボトルなど浮く物を投げてあげてほしい」と呼び掛けた。

 1組の椿原晟也君(12)は「初めて服を着たまま泳いだ。浮きやすい方法が勉強できて良かった」と話していた。