粉河シニア全国へ 中学硬式野球

 2日に明治神宮野球場(東京)などで開幕する日本リトルシニア中学硬式野球協会の第42回日本選手権大会に向け、初出場を決めた粉河シニアが日々、練習に打ち込んでいる。全国から32チームが出場し、粉河の初戦の相手は関東連盟の取手(茨城)。エースの山本錬を中心に、全員野球で勝利を目指す。

 チームは日本選手権関西大会で準優勝を飾り、全国の出場切符を獲得。決勝戦では神戸中央に敗れたが、1回戦から準決勝まで順調に勝ち進んだ。

 打線は切れ目がなく、機動力を使った攻撃を展開する。1番・東は俊足を生かしチャンスメーク。2番・三嶋は器用さが光る。中軸の山本錬、永野、南はいずれも長打力を備える得点源だ。

 守備は投手陣を中心にセンターラインが安定。エースの山本錬は関西大会のほとんどの試合に登板し、完投した大黒柱。武器の直球にカーブを織り交ぜ、三振も狙える。遊撃手の三嶋、中堅手の東が野手の要となる。

 迫る全国大会に向け、打撃、守備の両面で一層磨きがかかった。3年生の西端塁主将(15)は「ピッチャーを中心に守り抜きたい。目標は優勝。全員野球で勝ち上がりたい」と意気込んでいる。

 メンバーは次の皆さん。
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 〔粉河シニア〕監督=古賀達也▽コーチ=玉置正義、西端勇二▽主将=西端塁▽選手=山本錬、山本憲、南昇吾、小崎聡真、三嶋友樹、上平崇貴、東大貴、永野臣、中津川悠、明渡圭祐、吉川隼人、藤川琉輝、那須響、竹内郁真、森下紘光、山口純平、松岡廉、辻本圭登、木村俊介、森和也、深野文都、中彌一輝、山本陸、上原健斗