地域と花で交流 和高にキワニス賞

 長年の活動で地域社会に貢献している個人や団体をたたえる、社会奉仕団体「和歌山キワニスクラブ」(田中宣人会長)の第20回キワニス賞の表彰式が26日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われ、「チューリップフェスタ」で地域と交流を深める同市新庄の県立和歌山高校(山﨑澄子校長)に賞が贈られた。

 同校は平成8年から生徒会活動の一環として校内にチューリップを植え始め、同12年からは地域の「土いじり会」と協働して育てている。同15年から毎年「チューリップフェスタ」を学校を開放して開き、多くの地域住民が同校に咲く1万本以上のチューリップを楽しんでいる。

 式では、田中会長が「長きにわたり、チューリップを通して地域の方々とふれあってこられた」と同校をたたえた後、山﨑校長と生徒会副会長の2年生、庄司遥那さんに賞状と活動支援金が手渡された。

 表彰を受け、庄司さん(16)は「これからも地域の方々に貢献できるように頑張っていきたい。来年はことしよりも楽しく、多くの方に来校してもらえるフェスタにしたい」と話していた。