空の玄関口で魅力発信 空の玄関口で魅力発信
「和み、和らぐ。和歌山からはじまる旅」をテーマとした、和歌山デスティネーションキャンペーンが、きょうから展開される。全国各地から多数の旅行者が訪れるこの機会。さらに県外で和歌山の魅力を発信しようと、先月、関西空港と東京駅八重洲口に、新たなアンテナショップ「わかやま紀州館」が相次いでオープンした。今週は、関西空港店を紹介したい。
関西空港店は、県中小企業団体中央会が開設。8月4日に営業を始めた。東京・有楽町にある「わかやま紀州館」の「のれん分け」というかたちで、県内の中小企業や小規模事業者が地域資源を活用し開発した魅力ある産品を展示・販売。事業者の商品展開力・販売の向上を図ることも狙いの一つ。
店内では、かんきつを使った菓子やジュースなどの加工品に加え、黒江漆器などの伝統工芸を取り扱っていることが特徴。オープンから2週間ほどの間は、旬の桃の販売が行われたという。
店舗があるエアロプラザ2階は、関西各地からの空港バスが発着する第一ターミナルビルや、JR・南海の関西空港駅から、格安航空会社(LCC)の乗り場がある第二ターミナルビルへ向かう連絡通路に面することから、乗り継ぎ客の来店が中心で、外国人旅行者も多いという。同店スタッフの岩谷美由紀さんは「和歌山に興味を持っていただき、実際に足を運んでもらえるよう、情報発信します」と意気込んでいた。
関西空港は国内のみならず海外からの玄関口。ここから和歌山への旅がたくさん生まれることを期待したい。
同店の営業時間は午前6時30分~午後10時で年中無休。現時点では今年度末までの期間限定の営業。詳しくは同店(℡072・456・8150)へ。
(次田尚弘/大阪)