場外馬券場の内部公開 22日に開業
和歌山市米屋町のぶらくり丁ブリスビル地下1階で22日10時にオープンする兵庫県競馬組合の場外馬券場「DASH和歌山」で15日、報道陣に内部が公開された。運営は、組合から委託された㈱キャンター(細川正三郎社長)が担当する。広さは全771平方㍍。当面は約450平方㍍を使用する。
テレビ54台を設置し、同競馬組合から園田や姫路競馬場を中心としたレース映像が流され、投票する。特別の有料席を16席設置。1500円(競馬予想専門紙、ワンドリンク付き)を支払えば、ソファー席が利用できる。
オープン後の当面は、火曜日から金曜日までの週4日の営業となる。営業時間は、午前10時から夕方の最終レース確定まで。金曜日には、園田ナイター競馬の馬券も購入できる。
防犯面では、施設内外にくまなく防犯カメラを設置。警備員も常駐させ計9カ所での監視を行う。駐車場は確保しておらず、周辺の民間駐車場の利用が必要になる。バイク、自転車に関しては、施設前のポポロビルに143台の駐輪場を確保した。
来場者予想は一日1000人で、売り上げ予想は一日400万円、年間8億7000万円にも上るという。また、地域振興費として本町地区連合自治会に、営業日一日につき1万円を寄付するという。
細川社長は「施設オープンにより、周辺飲食店や公共交通の利用を増進し、まちのにぎわい創出に貢献したい」と話している。