落語に挑戦、笑いの渦に 小倉小で
日本の伝統文化に親しんでもらいたいと和歌山市新庄の市立小倉小学校(岡正人校長)で14日、落語にふれる体験授業があり、全校児童404人が楽しんだ。
文科省の本物の舞台芸術体験事業の一環。講師は、公益社団法人落語芸術協会のメンバーが担当した。6年生の代表6人が、落語と出囃子の太鼓を1カ月かけて練習し、この日披露した。衣装に身を包んだ児童らは、高座に上がり、毎日練習してきた落語を、プロ顔負けの話しぶりで発表し、会場の体育館を笑いの渦に巻き込んだ。その他、同協会メンバーによる落語やマジックショーでも楽しんだ。
遊んでばかりいる男が道具を売る商売に挑戦したが奇想天外のやり取りになる古典落語「道具屋」を披露した藤戸光樹君(12)は「歌舞伎は複数人で観客を楽しませるが、落語は1人。大変さを感じました」と話していた。