洗濯ボランティアを応援 ソロプチ

 地域に密着した奉仕活動に取り組む女性を応援しようと、国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(山名洋子会長)は、児童養護施設こばと学園(和歌山市直川)で、洗濯ボランティアを続ける更生保護女性会直川支部(都留喜美代代表)にクラブ賞を贈った。

 公益財団法人ソロプチミスト日本財団が募集する表彰プログラムに、同クラブが「社会ボランティア賞」として推薦。同時にクラブ独自で賞を贈ることにした。

 同園には2歳から18歳までの60人が生活しており、同支部の16人が平成23年8月から毎週月曜の早朝に洗濯の奉仕活動を続けている。この活動により職員が子どもたちと関わる時間が増えた。また、住民が園のイベントに参加するなど、開かれた学園づくりのきっかけにもなり、地域ぐるみで子どもを見守る環境になってきているという。

 贈呈は17日に同市のホテルアバローム紀の国で行われ、同支部の都留代表、玉井美代子さん、こばと学園の森本祐司園長が出席。山名会長が感謝状と賞金を手渡した。

 都留代表は「少しでも先生方の負担を軽減できればと始めました。『細く長く』をモットーに、これからも続けていきたい。若い方にも引き継いでいければ」と話し、森本園長は「子どもたちが元気で明るく、安心して生活できるのは皆さま方のおかげ。施設独自で感謝の意をあらためて表す機会がなく、このような場をもらい大変ありがたい」と話していた。

クラブ賞を受けた更生保護女性会直川支部の都留代表(中央)ら

クラブ賞を受けた更生保護女性会直川支部の都留代表(中央)ら