若者育成の功労者を表彰 県民大会
内閣府が提唱する11月の「子ども・若者育成支援強調月間」に先立ち、平成26年度子ども・若者育成支援県民大会が18日、海南市の海南市民交流センターで開かれ、県内の関係者らが参加。席上で青少年健全育成知事感謝状贈呈と県青少年育成協会会長表彰が行われた。
仁坂吉伸知事(県青少年育成協会会長)が「受賞者の皆さんや若者を導いてこられた方たちの立派な活動に対し、政策として後継者を確保して裾野を広げていこうと考えています。今後もご協力いただきたい」とあいさつ。3部門合わせて18人・2団体に知事感謝状、8人・2団体に会長表彰状を贈呈した。
受賞者を代表して青少年健全育成部門(個人)で知事感謝状を受けた海南市の塩﨑正幸さん(72)が「関係の皆さんのご指導とご支援のたまもの。あらためて子ども・若者育成支援の重要性を自覚するとともに、地域活動に全力で取り組み、本日の栄誉にお応えする所存です」と謝辞。この他、平成26年度「家庭の日」絵画コンクール優秀作品で4人の表彰が行われた。
続いて「子ども・若者育成支援強調月間」知事メッセージを巡回活動(キャラバン)隊へ伝達。アトラクションとして保存会による県指定無形民俗文化財「塩津のいな踊(おどり)」、海南下津高校ダンス同好会によるパフォーマンス、きいちゃんときいちゃんフレンズによる紀の国わかやま国体・大会ダンスが披露された。
大会テーマは「みんなで育てよう!和歌山の子ども・若者」。地域の育成力を考えるフォーラムでは海南市子ども会連絡協議会の辻本晃一さんをコーディネーターに、同市リーダーズクラブCWPの川崎慎司さん、木路拓磨さん、紀の川市商工会青年部の三崎彰午さん、同市ジュニアリーダーズクラブの射手矢愛さんらパネリスト5人が「つなげよう 次世代へ育成の力を」をテーマに意見を交わした。
塩﨑さん以外で本紙エリア内の感謝状や表彰の受賞者は次の皆さん。
【知事感謝状】《青少年健全育成部門》塚田崇博(62)=和歌山市=、中井富美夫(65)=海南市=、岩本介伸(63)=紀美野町=、多和正弘(76)=紀の川市=、小﨑幸代(61)=同=、宮本芳城(56)=同=、山下智佳(45)=同=《青少年補導委員会部門》前原久仁広(58)=海南市=《善行少年部門》KOKO塾「まなびの郷」=紀の川市=
【会長表彰】《個人》西谷昌子(61)=和歌山市=、青谷まゆみ(58)=海南市=、高出泰宏(59)=紀の川市=、野尻幸世(71)=岩出市=、田邊和夫(65)=同=《団体》ボーイスカウト那賀第5団=紀の川市=
【「家庭の日」絵画コンクール優秀作品】《ファミリー賞》「わたしの家族」北谷香百(和歌山市立広瀬小学校1年)《やすらぎ賞》「家族団らん」山上椎奈(県立和歌山北高校2年)