【AR】新鮮食材を食べて買って 市場まつり
「和歌山市民の台所」、西浜の市中央卸売市場で7日、同市場協会(岸泰宏会長)主催の師走恒例イベント「市場まつり」が開かれた。和歌山の冬の味覚をたっぷり使った鍋料理や生鮮食材などがお値打ち価格で販売され、家族連れらで大盛況となった。
ことしは同市場の開場40周年、まつりも第10回の記念の年を迎え、鍋の具材を例年より多く用意したり、販売テントの配置をより買い物しやすくしたり、さまざまな工夫でおもてなしを充実した。
大鍋コーナーにはクエ、カニ、アンコウ、マグロ、フグ、石狩、ホルモンの7種の鍋料理が用意され、湯気が立ち上る鍋の前には、販売前から長蛇の列ができた。旬の野菜や果物、鮮魚などが並んだ販売テントも大にぎわい。目の前で解体、即売するマグロとアンコウのコーナーも人気だった。
ステージでは、紀の国わかやま国体・大会マスコット「きいちゃん」のダンスや戦隊ショー、バンドのライブがあり、防災車両の展示なども行われた。
開会式には仁坂吉伸知事、尾花正啓市長らが駆け付け、地産地消の拠点として消費者に安全・安心の農水産物を届けている同市場の役割を強調し、盛会を祝った。岸会長(43)は「消費者に市場の必要性を理解してもらい、より身近に感じてもらえればうれしい」と話していた。