【AR】人をつなぐゴスペル 和大付小で

 関西を拠点に活動するゴスペルを中心としたボーカルグループ「human note(ヒューマンノート)」が10日、和歌山市の和歌山大学付属小学校(舩越勝校長)でコンサートを開き、児童に歌の力を伝えた。

 ヒューマンノートは平成19年に発足し、約700人のメンバーが在籍。大阪府内をはじめ、アメリカやケニアでもコンサートを開いている。同校には、学校や福祉施設を回ってコンサートを開く「学校めぐり」の一環で訪れ、県内の小学校としては初開催となった。

 開演を前に、同校育友会の多部克巳会長が「歌の力を目で見て、耳で聴いて、心で感じて」とあいさつした後、メンバー約15人が児童の拍手で入場。ヒューマンノートのディレクションを務めるゴスペルシンガー、寺尾仁志さんが「歌には力があって、人と人とをつないでくれる。歌でみんなの心を共有できたら」と呼び掛け、メンバーの力強い歌声が体育館全体に響いた。また、児童もメンバーと一緒に歌う場面もあり、児童は歌の魅力にふれ、楽しんでいた。

児童と一緒に歌う寺尾さん

児童と一緒に歌う寺尾さん