桐蔭が21世紀枠候補で表彰 高校野球
来春の第87回選抜高校野球大会で21世紀枠全国9地区代表候補校に選ばれた県立桐蔭高校に16日、表彰盾が贈られた。同校の選出は14年ぶり2回目となる。
同校は秋の新人戦でベスト4、県2次予選では優勝した箕島に1回戦で敗れたが、接戦を演じた。チームの特長は粘り強い守備と切れ目のない打線。グラウンドのベンチにあるホワイトボードには「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)の文字を掲げ、2次予選の敗戦を忘れないよう練習に取り組んでいる。
同校で行われた表彰式では、主催の毎日新聞の新土居仁昌和歌山支局長から石井佑典主将(17)に表彰盾が贈呈された。岸田正幸校長は「あらためて伝統の力を感じている。選手には浮かれることなく、自分たちのやることをしっかりやってほしい」と野球部にエール。石井主将は「先輩方のおかげで甲子園がより現実的になった。勝つことを目標にレベルアップしていきたい」と話していた。
来年1月23日に選考委員会が開かれ、21世紀枠の3校が選出される。