天皇杯への挑戦始まる 冬国体壮行式
群馬県で開催される第70回国民体育大会冬季大会(ぐんま冬国体、28日~2月23日)を前に、21日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で県選手団(星香里総監督)の壮行式が行われた。冬国体の得点は、秋に開催する紀の国わかやま国体の得点に加算される。県が目指す男女総合優勝(天皇杯)の獲得を懸けた戦いが、冬国体から繰り広げられる。
選手団は本部役員20人、監督6人、選手37人。スケート、スキー、アイスホッケーの各競技に出場する。
壮行式では、県体育協会長の仁坂吉伸知事が、アイスホッケーの清水力さんとスキーの前島伸一郎さんに団旗を手渡し、「男女総合優勝を目指して練習をしてきましたが、いよいよ本番です。わかやま国体に出場する後の選手が続けるよう、精一杯がんばって、いい成績をとって帰ってきてください」とエール。坂本登県議会議長からの激励も受け、選手を代表して、ホッケーの豊浦佳司さんとスキーの長岡寛起さんが「秋の男女総合優勝に貢献できるよう頑張る」「昨年以上の成績を挙げ、わかやま国体に弾みをつけたい」と健闘を誓った。
スキー競技ジャイアントスラロームで国体初出場となる、星林高1年の池田匠君(15)は「入賞し、わかやま国体に貢献する」、開智高1年の南敦登君(16)は「県の代表として全力で頑張る」と意気込んだ。
昨年、県の冬国体の順位は46点獲得の29位。アイスホッケーは33年ぶりの出場となる。
大会日程は次の通り。
【スケート】スピード=29~2月1日▽ショートトラック=31~2月1日
【スキー】ジャイアントスラローム=2月21~23日▽コンバインド(ジャンプ、クロスカントリー)=2月22日
【アイスホッケー】28~2月1日