Sテニスリーグ入替戦へ きのくに信金
ソフトテニス日本リーグ入れ替え戦が7、8の両日、愛知県名古屋市の露橋スポーツセンターで行われるが、初挑戦する「きのくに信用金庫ソフトテニス部」に期待が高まっている。創部3年目で初出場した昨年11月の日本実業団リーグでは、トヨタ自動車や青梅信用金庫などを破り準優勝と健闘、入れ替え戦の切符を手にした。選手6人という少数精鋭ながら抜群のチームワークと粘り強さで、新たなステージへの出場権を目指し熱戦に臨む。
紀の国わかやま国体を視野に、きのくに信用金庫に誕生した女子ソフトテニス部は、昨年中国・武漢市で開催されたチャイナカップ国際ソフトテニス大会でダブルス3位、国別団体戦3位と活躍した全日本チーム(U―20)の高畑茉侑、西村美咲両選手を擁する実力派で、6人のメンバーがそろった昨年、京都府福知山市が舞台となった日本実業団リーグ(選手6人以上が参加条件)に初参戦した。
同リーグは、各チームともダブルス、シングルス、ダブルスの編成で試合を実施。初戦の青梅信金(東京)を3―0のストレートで下したきのくに信金は、続く2回戦でトヨタ自動車(愛知)を2―1、準決勝ではアキム(埼玉)に2―0と快勝、決勝では接戦の末、太平洋工業(岐阜)に1―2で惜敗したが、大会に巻き起こった『きのくに旋風』は注目を集め、日本リーグ入れ替え戦での奮闘を予感させた。
入れ替え戦は、昨年の日本リーグ7位のワタキューセイモア(京都)、同8位のアドマテックス(愛知)と実業団リーグの太平洋工業、きのくに信金がリーグ戦を行い、上位2チームが、ことしの日本リーグで戦うことになる。
県のソフトテニス連盟の支援や会社ぐるみの温かいサポートに応え、和歌山ビッグウエーブなどで練習に励む選手たちは、日本リーグ昇格に向け、闘志満々で、元気な声があふれていた。
きのくに信金では、入れ替え戦の初日、応援バスで会場に駆け付け、熱い声援を送る。