ペットの同行避難学ぶ 防災イベント

 災害時のペットの同行避難について考えるイベント「防災・防犯まちづくり」(震災から命を守る会主催)が7日、和歌山市手平のビッグ愛で始まった。8日にも同所で、関連のしつけ教室がある。7日午前には、約50人の来場者とボランティア犬が参加した。講演では、避難所施設管理者の立場で「学校へのペットとの同行避難について」のテーマで市立福島小学校の嶋本憲司校長が登壇。「学校としては、同行避難を前提に、避難所施設の準備を進めていく」としながらも、ペットが人に危害を加えないか▽衛生面の問題▽怖がる避難者や動物アレルギーがある避難者がいた場合の対処――などの課題も挙げた。

 犬2匹と参加した同市六十谷の村木仁美さん(48)は「必ずペットと一緒に避難したいので、きちんと準備しておきたいですね」と話していた。この日は一日、各分野の専門家が防災を議論した。

嶋本校長㊧、学校と交流があるボランティア犬もか(雄、3歳)

嶋本校長㊧、学校と交流があるボランティア犬もか(雄、3歳)