心に響く本を寄贈 海南東RC40周年事業

 海南東ロータリークラブ(RC)は13日、創立40周年記念事業として、地元の海南市教育委員会へ本「心に響く小さな5つの物語」(文・藤尾秀昭、画・片岡鶴太郎、致知出版社刊)1000冊を寄贈した。「15分で読める感動実話」の一冊。この日、第三中学校で贈呈式が行われた。

 山東剛一会長、40周年委員会の宇恵弘純委員長ら7人が訪ね、教委、学校関係者や生徒会役員を前に、山東会長は「心温まるお話に涙します。皆さんで読んでください。昔に比べ心、つながり、絆が薄れているのではと感じる昨今、一つの糧にしてもらえればうれしい。これをきっかけに読書、活字にふれる習慣を身に付けてほしい」とあいさつ。露峯明信教育委員長に目録、生徒会役員の北村麻緒さん(3年)に本を手渡した。

 続いて西原孝幸教育長が「多くの人に読まれ、心に残るよう活用したい。そして友達、家族、周囲の人らへの考え、思いが広がるよう願います」とお礼。生徒会長の梅木遼君(3年)が「どの話が一番感動したか友達と話したい。(寄贈を受け)いろいろな方に支えられて勉強や運動ができていることをあらためて感じました。大切にみんなで読みたい」と述べた。今後、市内の学校に配布される。

贈られた本を手に第三中生徒と山東会長(中列中央)ら

贈られた本を手に第三中生徒と山東会長(中列中央)ら