完成祝い式典 海南スポーツセンター

 海南市の総合スポーツ施設「海南スポーツセンター」の竣工式が4月29日、船尾の現地で行われ、関係者ら約200人が待望の完成、オープンを祝福。オープニング記念のフットサル大会が開かれ、神出政巳市長の始球式で施設の〝キックオフ〟を告げた。

 竣工式には市の行政、議会、教育、体育、地元、工事関係者とジュニアサッカーチームのメンバーらが出席。神出市長が「災害時の緊急避難場所やスポーツの推進、健康増進、生涯学習の場として皆さまに本施設を活用し、地域活性化に役立てていただきますよう、よろしくお願いします」と式辞を述べた。宮本勝利市議会議長が祝辞を寄せ、市から設計、施工の計5業者に感謝状を贈呈。神出市長らがテープにはさみを入れて無事の竣工を祝った。

 続いてオープニングを記念したフットサルの大会「海南スポーツセンターカップ」を開催。神出市長が人工芝のコートにインサイドキックでボールを蹴り入れ、オープンに花を添えた。大会はジュニアサッカーの6チームが熱戦を展開。併せて内覧会も開かれた。

 施設は平成23年3月に閉校した第一中学校跡地を活用。スポーツ合宿といった宿泊研修を通じ、市民交流や生涯学習活動の場を提供するため再整備した。事業費は約4億4800万円。人工芝のフットサル・ジュニアサッカーコートと体育館のスポーツ施設に最大約100人の宿泊施設(屋上は津波緊急避難場所)を備えており、紀の国わかやま国体・大会では選手、役員の宿泊や女子バスケットボール、女子サッカーの練習施設として利用される。

フットサルのオープニング記念大会で始球式を行う神出市長

フットサルのオープニング記念大会で始球式を行う神出市長